会社を作って後悔しないために

「こんなはずじゃなかった・・・」

今の時代、設立にかかる諸手数料(およそ25万円)を支払えるくらいの資金があれば、会社を設立するのはごく簡単です。しかし、せっかく会社を作ったのに、売上げが伸びない、利益が出ない、想定外の出費がかかるといったことは少なくありません。


2.起業後の企業生存率

中小企業庁の調べによると、起業後3年経過した時点での新規企業の生存率は概ね75~80%で、推移しています(中小企業庁;2005年度における中小企業の動向より)。つまり、あなたの作る会社は3年以内に20~25%の確率で倒産してしまうのです。この数字を高いと見るか低いと見るかは人によると思いますが、倒産すれば今まで一生懸命貯めていた資金は勿論底をつき、場合によっては多額の負債を抱えることになります。


3.じゃあどうする?

 それでは、倒産を避け事業を軌道に乗せるにはどうすればいいのでしょうか?私たちは、「専門家に相談すること」が一番の方策だと考えています。専門家に相談する=お金がかかる、というのは確かにその通りです。ただ、その出費を単なる支出と考えず、投資と考えることであなたの会社は成長し、そのサービスや製品を通じて社会に貢献することができるのです。


4.専門家の選び方

ネットを検索すれば、安価なサービスを提供する専門家たちがたくさんヒットします。しかし、一件あたりの報酬が安いということは、あなたの案件に掛けられる時間が短いことを意味します。勿論安く費用を抑えることはいいことですが、こと会社経営の肝である、設立前の事業計画や定款作成、毎月の売上げや支出のバランスの評価についてはある程度の報酬を支払ってでも一緒に熟考してくれる専門家に依頼すべきです。
 信頼できる専門家なのかどうかを見極めるには、実際にその人に会ってみるのが最上の方法でしょう。実務能力があることは必須ですが、人柄や性格があなたに合うのか、「相談」を予約して事務所に行ってみることをお勧めします。

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