第5回勉強会 「日本は財政破綻をするか!?」のレポート(10/28)

10/28(金)に会員メンバーでの勉強会を開催しました。

「日本経済は財政破綻するか!?」と題して、3名の著者の本を比べながら多角的に検討をしました。
なかなか、今の経済状況で興味深い内容だと思いますので、機会があれば外部での勉強会も開けたらな、と思っています。
その一部ですが、下記に記載します。

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【1】3つの本からみる今後の日本の財政・経済

①「マネー避難」(藤巻健史著)
国債の引受け未達→日銀の国債引き受け→円の暴落→ハイパーインフレ
→財産がパーになる→海外への分散投資をすべし

日本経済の発展への解決策は円安にある。リスクをとらず外貨建てでの資産運用をしていないのが問題。みなで、外貨建てで資産運用をすれば円安になる。

②「日本の未来、ほんとは明るい!」「何があっても日本経済は破綻しない!本当の理由」
(三橋貴明著)
日本は経常収支黒字であり、対外純資産が世界一である。
自国通貨建て債務ならば破綻のしようがない。
需要よりも供給能力の高い日本でハイパーインフレーションはあり得ない。
日本の国債金利の支払は対GDP比で1.3%と主要国最低である。
日本では政府が負債を増やしても家計の資産が増えるだけ。
増税をするより建設国債を発行して投資をし経済成長を図るべき。
日銀が国債を買ってもハイパーインフレーションにはならない。

③「財政改革の衝撃~待つも地獄、進むも地獄の日本経済~」(水谷研治)
最初の国債の発行から建設国債へ
デフレ下で低金利が続いたため、国債はますます増加した。
インフレ、金利の高騰により財政は行き詰る。
国民が国家を収奪し続けてきた。国家の能力以上の役務の提供を国民は受け続けてきた。その代償は未来の国民=我々の子供たちが負うことになった。
当面は何事も起こらない。しかし、いつかは避けられない犠牲。
増税が経済を縮小させ、さらに財政再建を困難にするが、それでも、どこかでやらなくてはならない。
重荷をおろして0から出発できたときに、再び日本経済は再生するであろう。

つづき・・・

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