日本を「見捨てる」富裕層はなぜシンガポールを目指すのか?

これまで一生懸命働いてきた。
税金もまじめにきちんと払ってきた。
なのに、日本と言う国の状況ななんだ。
政府債務残高はもはや返済不可能なくらいの残高に膨らんできているのに、
政治家たちは政局にかかずらわってるばかり・・・。
そんな声が日本の資産家たちから漏れはじめている。

世界の経済情報に対して感度の高い人ほど、日本に迫ってくる危機に気付いているようです。
とくに、自分で事業を起こして成功した資産家たちは逸早く潮目の変化を察知し、
海外への資産の移転、乖離を進めています。

シンガポールの不動産会社の社長の話だ。
「とりわけ東日本大震災以降は、東京電力や政府の対応に嫌気がさした人達も多かったようで、シンガポールの金融機関を訪問し、不動産を見学してみたいという依頼が殺到しました。」
高齢化による社会保障費の急増、国債の暴落、現在の円高からは予想もつかないような急激な円安いインフレ、消費税、相続税の大幅な引き上げ・・・
今後10年以内にこの国を襲う可能性にある経済危機は無数にある。
このような経済状況の閉塞感と展望の開けない政局に嫌気を指している人が物凄く急増しているのだ。

そんな中、以前から注目はされていたのだが、
ここ最近シンガポールへの資産移転が加速度的に起こっている。
シンガポールは所得税が累進課税で20%、
資産運用益にかかるキャピタルゲイン税は0%、相続税もかかりません。
資産化向けのサービスも拡充しており、治安も良く、医療、教育水準も高い。
かつて金持ちの資産が集まる国と言えば、スイスであった。
しかし、世界的な会計事務所のプライスウォーターハウスクーパーズによると、
2013年にはスイスを抜いて世界一の富裕層資産管理国となると予想されている。

官僚の墜落、裁判所など司法の墜落、自分のことしか考えない政治家の横行・・・。

この国の将来はどうなるのだろうか?
 

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