映画の感想とか。『ジ・アザー・ガイズ』

たまたま目についたので、昨年劇場で観にいけなかった本作を借りた。お話は。


NY警察に勤める冴えない刑事2人組(ウィル・フェレルとマーク・ウォルバーグ)は、今日も面白くもない地味な仕事をやらされていた。同じ部内にはド派手に事件を解決しまくるスター刑事2人(サミュエル・L・ジャクソンとザ・ロック)がいる。とにかくドンパチやるサミュエル兄貴とロック様は、その単細胞故にあっけなく死んでしまい、スターの地位を巡って部内で検挙合戦が始まって、ボンクラ2人もそれに参加するが・・・。


マッチョ2人組のバカさが笑えます。サミュエル兄貴はこういうしょうもない仕事をちゃんとやってくれるところが好きです。ロック様もWWEで鍛えた演技力を遺憾なく発揮してました。


ボンクラチームはプリウスに乗る。ウィル・フェレルの趣味なんだけど、マーク・ウォルバーグが「女性器みたいな車だ」となじる。確かに、刑事モノのバディ・ムービーで使われるのはマッチョなアメ車だと相場が決まっているからおかしい。


バカバカしい台詞や行動は勿論てんこ盛りなんだが、悪役は巨額の資金を運用する投資家と多国籍企業。リーマンショックで酷い目に遭ったのは実は市井の人々で、大企業の取締役や投資家は平気な顔をして仕事をし、巨額の報酬を得ている、ということがよく分かります。


マイケル・キートン(初代バットマンですよ)が、『あぶない刑事』の中条静夫のような役回りで出てきてた。そんなことはどうでもいいですね。


アメリカ人でないと分からない笑いどころもままあったけど、概ね分かりましたよ。


コメディ映画ならMP減らさずに観られるから、元気がないときはコメディだな。次は『ゾンビランド』を観たい。


主観的面白さ:★★★★/5

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